SSP複合治療器 Asteo
SSP複合治療器 Asteo(アステオ)とは
SSP複合治療器 Asteo(アステオ)は、痛み管理と広範囲の治療ニーズに対応する先進的な医療機器です。本機は、鍼を使用しない体表面刺激療法であるSSP療法を基に、内科からリハビリテーションまで幅広い医療分野に対応可能です。2種類の本体タイプから選べる柔軟性と、痛みのケアを革新する多機能性を兼ね備えています。
より使いやすく操作しやすい治療器を目指して
使いやすさに重点を置いた7つの特徴
point 1 視認性に優れた高輝度・高視野角のモニター

point 2 使いやすいHV導子

point 3 導子の収納
SSP吸着SPLホースコードNは前方から、その他の導子は後方からアクセス可能で、取り扱いやすく整理も簡単です。収納しやすく、コード同士の絡まりを軽減しました。

コートガイドにより前面に保持します。

point 4 システムセットのユーザープログラム機能
各チャンネルに対して出力可能な治療モードをワンタッチで呼び出せるシステムセット機能を搭載しており、治療プロセスのカスタマイズが簡単に行えます。


point 5 ソフト吸引カップSとフラットカップNの使用が可能
従来はソフト吸引カップSSの使用しかできませんでしたが、アステオはSSPとHV・MFポンプを独立させた設計により、ソフト吸引カップSとフラットカップNが使用可能で、治療の柔軟性が向上しています。

従来品のソフト吸引カップSS

ソフト吸引カップS・フラットカップN
point 6 絡まりにくいSSP吸着SPLホースコードN
コードとカップ間のスペースを設けて、ひっかかりをなくしてほどけやすくなりました。
コードとカップのスペースを作るため、従来品の水平よりも角度をつけました。
point 7 ガイダンス画面
各治療モードに対応した治療ポイント、疼痛緩和(激しい痛みの緩和)や関節可動域改善などに最適な治療プロトコルなどを掲載したクリニカルガイダンスを搭載しました。
治療ポイントなど、写真とテキストを織り交ぜわかりやすく表示することで速やかなセッティングが可能になりました。
カスタマイズ可能な2タイプの本体
Sタイプ 専門化されたSSP療法


Fタイプ 多機能複合モデル

※MF、HV、MC、MCCを行うための導子セットはオプションとなります。
アステオで使用できる多彩なモード
SSP療法 
SSP電極の特徴
SSP電極は、先端部が皮膚に密着することで圧力が集中し、皮膚の角質層が薄く引き伸ばされます。これにより電気抵抗が低減し、治療点への電流が集中的に通電されます。その結果、先端部での電気的抵抗が低下し、治療点への高密度な通電が可能となります。この特性により、痛みの治療効果が大幅に向上し、患者様により快適な治療体験を提供できます。


革新的なMF多段波形

デュアル通電システム

このシステムにより、チャンネル単位で高頻度刺激と低頻度刺激を切り替えられるため、即効性のある痛みの緩和と持続的な治療効果を同時に実現します。
FP治療モード 
Pulse Stimulation(パルス波刺激療法)
パルス幅150μsの双方向性対称波を用いて神経刺激による鎮痛効果が得られます。
MF(中周波電気刺激療法)
2,500Hz~16,000Hzの中周波を用いて、100%·50%·バーストの3種類の正弦変調波による電気刺激で筋ポンプ作用などによる血行改善·発痛物質の除去等を効果的に行います。

MC/MCC治療モード

MC治療モード

生体内に微弱な電流を通電させ、組織損傷の治癒促進や、細胞レベルでの代謝の活性化を促します。神経や筋を興奮させないため、運動後の筋肉痛の軽減や炎症の抑制などに期待できます。
MCC治療モード

MCC療法とは、全身調整微弱療法のことで、上下肢の4点から微弱電流を流すことでホメオスタシス(生体恒常性)を調整し、全身の細胞の活性化を促す新しい療法です。通常の電気刺激療法の後療法として活用していただくとより一層の効果が期待できます。
HV治療モード 
高電圧で筋の再教育などに
最大500Vの高電圧の電気刺激をツインピーク波形で瞬間的に加える高電圧電気刺激療法は、皮膚インピーダンスの影響を受けにくく、電気刺激を深部組織まで到達させることができます。そのため、疼痛の軽減や血流量の増大、皮膚潰瘍の治癒促進などに利用されます。NMESモードの設定もできます。


MF治療モード 
最大16,000Hzの中周波のちから
2,500Hz~16,000Hzの中周波を用いて、100%·50%·バーストの3種類の正弦変調波による電気刺激で筋ポンプ作用などによる血行改善·発痛物質の除去などを効果的に行う中周波電気刺激療法です。治療器本体内で変調波に合成し干渉波と似た刺激電流を得られ、2つの電極だけで治療ができ、肩や肘などの部位でも楽に導子が装着できます。NMESモードの設定もできます。


SSP複合治療器は急性期から慢性期まで
SSP療法単独の治療 
圧痛点、遠隔点を同時に刺激できるデュアル通電
圧痛点には即効性のある高頻度帯と遠隔点には持続効果のある低頻度帯を使用します。
SSP+HVの治療

圧痛点にはSSP療法を行いながら鎮痛作用を促し、痛みが原因で硬くなった筋肉や腱にHVで電気刺激を行い血行促進を促します。
SSP療法+MCの治療

急性期の損傷部位には、疼痛緩和、創傷治癒の効果が期待できるMCと、SSP療法の遠隔点による全身に対する疼痛緩和を行います。
HV+MFの治療

筋緊張緩和にはMFモードによる血行促進の改善を行い、同時にHVによる深部への集中した電気刺激により効果
的に疼痛緩和が行えます。
Asteo(アステオ)の製品仕様
仕様
販売名:アステオ
商品コード:Sタイプ TS-2000S / Fタイプ TS-2000F
医療機器認証番号:228AIBZX00029000
一般的名称:低周波治療器 (JMDNコード:35372000)
分類:管理医療機器 特定保守管理医療機器
使用目的:経皮的に鎮痛及び筋萎縮改善に用いられる神経及び筋刺激を行う
電源電圧:AC100V 50/60Hz
消費電力:240VA
寸法:533(W)mm × 1,312(H)mm × 432(D)mm
質量:Sタイプ 50kg / Fタイプ 55kg
吸引圧:OFF、1~9
治療時間:1~99分(1分ステップ)、連続 ※初期設定1~30分
安全装置:過電流停止、導子外れ停止、オートゼロスタート、オートロック、タッチロック
電撃保護形式:クラスI機器、BF形装着部を持つ機器
電気的安全性:IEC60601-1 Ed.3.1:2012、IEC60601-2-10 Ed.2.0:2012に適合
電磁両立性(EMC):IEC60601-1-2 Ed.3.0:2017に適合 *1
耐用期間:8年
使用環境:周囲温度10〜40℃、相対湿度30~75%、気圧700~1,060hPa、装着部最大温度43℃(但し、周囲温度40℃の時)
※*1 EMC適合 CISPR11 グループ1 クラスB
クラスB:クラスB機器は家庭用施設および家庭用目的に使用する
建物に給電する低電圧電源に直接接続する施設での使用に適した機器である。
導子セット一覧
治療形態に合わせた導子セットを選択できます。
販売価格
Sタイプ:3,630,000円(税込)
Fタイプ:4,400,000円(税込)
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