一般治療用電気刺激装置 G-TES
G-TES(ジーテス)
General Therapeutic Electrical Stimulator
できなかったリハビリを可能に
G-TESは『B-SES』※のベルト電極で、広範囲の筋肉を動かすことにより、目的に応じて筋力トレーニングや有酸素運動を行います。運動弱者に対して、できなかったリハビリを可能にし、症例に合わせた運動を安全に実施することができる運動代用機器です。
※B-SES(ビーセス)とは、Belt electrodo Skeletal muscle Electrical Stimulation(ベルト電気式骨格筋電気刺激法)の略称です。
運動しない・運動できない方ほど、運動が大切です!
加齢や運動習慣の欠如、整形外科疾患、呼吸器や循環器の疾患などにより、運動が難しい方ほど 筋力の低下(廃用性筋萎縮) を引き起こすリスクがあります。筋力が低下すると、
●原因となる疾患が悪化
●痛みが強くなりさらに運動が難しくなる
●運動への意欲が減少
といった悪循環に陥りやすく、結果的に寝たきりや介護が必要となるリスクが高まります。
こうした方々に対して、適切な運動療法が重要です。
VICTORYでは、以下のようなお悩みを抱える方へのサポートに取り組んでいます。
● PICS(集中治療後症候群)やICU-AW(集中治療後筋力低下)の対策
● 膝の変形性関節症(膝OA)や腰痛で運動が難しい方
● 透析施設での運動療法をお探しの方
● 呼吸器・循環器疾患で運動負荷をかけにくい方
「運動ができない」「運動をしない」方ほど、寝たきりや介護が必要になるリスクが高いため、運動はとても重要なのです。
G-TESの主な特長
point 1 スムーズで快適な操作性を追求
タッチパネル
感圧式タッチパネル採用で直感的で優れた操作性を実現。
液晶LCD
見やすく、操作しやすい7.0インチワイド液晶モニター。
情報管理
患者の実施記録や本体・電極情報の管理。
医療機器国際規格
<IEC 60601-1 Ed. 3.1:2012>
point 2 使用感がよく、通電率の高いベルト電極
電極部分が一体成型で厚さは3mm。馴染みの良い柔らかな素材で多様な集計サイズにもフィットします。
肌に密着するため非常に通電効率が良い特徴的な電極。G-TESは、ベルト電極を腰、大腿、足首に巻き電気を流す事で、電気が筒の状態となって下肢全体に流れます。
ベルト電極を腰、大腿、足首に巻き電気を流す事で、電気が筒の状態となって下肢全体に流れます。
ヒーター採用
ベルトヒーターを組み込む事で冬場の仕様でも快適。
衛生対策&経済性
シリコンゴムの採用や肌に直接触れる電極シートを脱着式にしたセミディスポ採用で衛生対策及び経済性を向上。
point 3 ヒーター機能を搭載した専用のカート
庫内ヒーター
クォーツヒーターの採用で立ち上がりが早く、ベルト電極を効率良く温めます。一度に使用するすべてのベルト電極を温められます。
ケーブルガイドアーム
トルクヒンジ採用、無段階調整が可能。
ボトルウォーマー
自己温度制御ができるPTCヒーターの採用で安全・省エネに保温することができます。
point 4 指数関数的漸増波
ホーマーイオン研究所は独自のパルス波形で臨床利用における課題を解決します。
一般的な波形の変化
矩形波では通電時にパルス電流が鋭角に体に入るため、皮膚が抵抗となりバックパルスを発生し皮膚に痛みが出やすくなります。
G-TESの波形の変化
指数関数的ざん漸増波では波形を滑らかにすることによって、通電時の皮膚抵抗を抑え皮膚の痛みがやわらぎます。
B-SESの採用により電気刺激の痛みを感じにくく、効率的に運動代用を行うことができます。
B-SES(ビーセス)の特長
下肢すべての筋肉を動かす全く新しい電子刺激
-運動耐容能とADLを向上-
ベルト電極式骨格筋電気刺激法「B-SES(ビーセス)※」
ベルト全てが電極となっており、足の周囲に巻き付けることで、電気が筒の状態となって下肢全体に流れます。
また、電極面積も非常に大きくなるため、一カ所あたりの電位分布が分散され、痛みを感じずに強い筋収縮を行えるようになりました。更に、体内の70%の筋肉を占めている下肢全てを動かすことで、エネルギー消費を高め、効果的な運動代用も行えます。
※B-SES(ビーセス)とは、Belt electrodo Skeletal muscle Electrical Stimulation(ベルト電気式骨格筋電気刺激法)の略称です。
B-SESによる筋収縮
「B-SES」の筋収縮の様子を動画でご紹介しています。
筋力トレーニングと有酸素運動を目的別に実施
廃用(筋力トレーニング)
20Hzの電気刺激で金を連縮させ、強い筋収縮を誘発します。血中乳酸濃度を高めて下肢全ての筋力を増強、および筋量を増大することができます。
代謝(有酸素運動)
人間の体で、最もエネルギーを消費する臓器は筋肉です。その筋肉の70%が下肢にあり、その下肢全ての筋肉を動かすことでエネルギー消費量は非常に大きくなります。4Hzの電気刺激で連続的に筋を大きく動かすことでエネルギー代謝や糖代謝を亢進することができます。
今後求められる高度なリハビリテーションの訴求
リハビリテーションの現場では、より難渋する患者への対応が求められる一方で、負荷が思うように掛けられない現状が多くあります。
1 重度の循環器・呼吸器疾患に対しても多動運動のための動悸や呼吸困難を伴わずバイタルも安定して運動が行える
2 ICUでの鎮静状態など随意運動が困難な症例でも、筋萎縮予防や術後高血糖を抑制する
3 整形術後免荷を伴う場合や起立性低血圧症で自重をかけられない場合でもベッド上で安全に運動が行える
4 麻痺や寝たきりで既に筋力や随意性が低下した患者への運動
5 疼痛が強い、意識障害など筋収縮が入りにくい症例の対応
6 透析中の運動や運動モチベーションが低下した患者への対応
「G-TES」は、ベッドに寝た状態でも安全に運動が行えます
「B-SES」を採用することにより、有酸素運動から筋トレの高い運動負荷まで、症例に合わせた運動をベッドの上で安全に実施することができます。従来アプローチに難渋してきた患者へのもう一つの選択肢となる可能性があります。
パッド導子の特長
「パッド導子」は、神経筋教育、各種疼痛治療、筋緊張緩和など、多様なリハビリテーションニーズに応える医療機器です。治療部位に適した装着が可能で、個々の患者に合わせた効果的な治療をサポートします。
神経筋再教育 | |
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※商品改良のため予告なく一部仕様を変更することがありますので、ご了承ください。
G-TESの製品仕様
製品仕様
種別:理学診療用器具低周波治療器(特定保守管理医療機器:クラスⅡ)
認証番号:228AGBZX00036000
型番:G-TES2000GC
本体寸法:幅365×奥行222×高さ103[mm]
重量:約2.5[kg]〈本体〉
付属品:
ベルト電極〈腰2本(L1、S1)、大2本、小2本〉
ベルト電極用接続コード〈3本(腰用、膝上用、足首用)〉
ベルト電極シート〈大12枚、小12枚)〉
パッド導子〈大1個、小2個〉
パッド導子固定用バンド〈大1本、小2本〉
ボトル〈1個〉
電源コード〈1本〉
専用SDカード〈1枚〉
定格オプション:専用カート
定格電源電圧:100-240[V]〈50-60Hz〉
電源消費電力:60[W]
電撃に対する保護の形式:クラスⅠ BF形装着部
最大出力電:138[V]
最大出力電流:48[mA]
出力波形:指数関数的漸増波
パルス幅:56-260μSec
タイマー:最長50分
導子温度:最高41℃〈冷感緩和機能〉
※商品改良のため予告なく一部仕様を変更することがありますので、ご了承ください。
危険!
次の患者には使用しないこと。
・ ペースメーカなどの体内植込み型医用電気機器を装着した患者
・ その他、医師が不適当と診断された方
ご不明な点などは、お気軽にお問合せください!