接骨院・整骨院開業の流れ ③物件取得(テナント選び)の流れと注意点
前回のコラムでは、接骨院・整骨院の開業に向けた具体的な事業計画の立て方について詳しく解説しました。今回は、その次のステップとなる「物件取得(テナント選び)」についてご紹介します。
接骨院や整骨院を開業する際、「物件取得(テナント選び)」は非常に重要なステップです。
事業計画書の作成と並行して、早い段階で物件を決める必要があります。
物件が決まらないと、家賃などの固定費はもちろん、看板・内装工事などの見積もりも確定できません。
ここでは、接骨院・整骨院の開業における物件取得の流れや、必要な初期費用、テナント選びのポイントについて詳しく解説します。
【コラム】接骨院・整骨院開業の流れ ➀施術管理者の要件
【コラム】接骨院・整骨院開業の流れ ②具体的な事業計画
【コラム】接骨院・整骨院開業の流れ ③物件取得(テナント選び)の流れと注意点
【コラム】接骨院・整骨院開業の流れ ④資金調達・融資申請の準備
物件取得は融資申込前に行う必要がある
接骨院や整骨院を開業するためには、テナント契約を先に進めなければなりません。
注意点として、物件取得は「融資申込前」に行う必要があるということがあります。
つまり、物件取得にかかる費用は融資を受ける前に自己資金から支払う必要があるのです。
賃料20万円の物件を借りる場合、以下のような初期費用が必要です。
賃料20万円の物件にかかる初期費用の目安
- 前家賃(賃料の1か月分+消費税):22万円
- 保証金(賃料の3~6か月分):60万円〜120万円
- 礼金(賃料の1〜2か月分):20万円〜40万円
- 家賃保証料(賃料合計の100%):20万円
- 仲介手数料(賃料1か月分+消費税):22万円
- その他(火災保険料など):数万円
合計:約100~200万円前後
※賃料の6か月~10か月分を初期費用の目安にしていただくと良いと思います。
このように、物件取得時にはおおよそ100~200万円程度の自己資金が必要になる為、開業資金計画にはこの費用を含めておくことが重要です。
内装・外装工事の費用について
物件取得後は、看板や内装・外装工事が必要です。
費用は物件の広さや状態によって異なりますが、スケルトン物件(内装や電気・水回りの設備が無い状態)では、10坪で400〜500万円程度が目安となります。
もしコストを抑えたい場合は、「居抜き物件」(前の店舗の内装や設備が残っている物件)を選ぶのも一つの方法です。
居抜き物件であれば、内装工事費用を大幅に削減できる場合があります。
接骨院・整骨院開業のテナント探しは専門家に相談を
接骨院・整骨院の開業では、物件選びが開業後の経営にも大きく影響します。
立地や家賃だけでなく、ターゲット層や地域の競合状況、導線や視認性なども重要なポイントです。
当社ヴィクトリーでは、接骨院・整骨院の開業に特化したサポートを行っており、テナント探しから内外装工事、医療機器の手配までワンストップで対応可能です。
窓口を一本化することで、全体のコスト調整がしやすく、効率的に開業準備が進められます。
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是非お早めに
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まとめ
接骨院・整骨院の開業では、物件取得(テナント探し)は非常に重要です。
・物件取得は融資申込前に行う必要がある
・賃料20万円の場合、初期費用として100~200万円程度が必要になる
・工事費用はスケルトン物件の場合、10坪で400〜500万円が目安となる
・コスト削減には居抜き物件を検討する
など、事前にしっかりとした資金計画が求められます。
物件選びは開業後の成功に直結します。
開業支援実績豊富な専門家に相談し、納得のいく物件選びを行いましょう。

物件取得のタイミングや初期費用は、開業準備の中でも特に重要なポイントです。開業後の成功に直結するからこそ、物件選びは専門家と一緒に進めるのがおすすめです。
経験豊富な私たちが、納得の物件選びをしっかりとサポートします。
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